IE9ピン留め
カテゴリ:計器飛行
  • まだまだ修行中
    [ 2007-06-18 17:16 ]
  • 儚い夢
    [ 2007-02-25 17:42 ]
  • またもや! レスキューフライト
    [ 2006-06-06 17:09 ]
  • ラスベガス旅行(?)
    [ 2006-04-30 14:05 ]
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    [ 2006-04-29 14:25 ]
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    [ 2005-11-20 18:43 ]
まだまだ修行中
計器飛行証明の国家試験に送った生徒さんが、落ちてしまいました・・・。

試験に送るとなると、かなり万全の準備をする私。
おかげさまで、かなり高い一発合格率を誇っています。
彼も十分すぎるほど準備をしたつもりでした。

元々完ぺき主義な彼、ショーン。
ちょっとでも疑問に思ったことはすぐに突っ込んで聞いてきてくれます。
あまりにも突っ込んだ質問なので、答えられないこともしばしば。
ちょっと情けなさすぎ。
だから、彼とレッスンをしながら、かなり計器飛行の勉強をしなおしました。
勉強すればするほど、奥が深い計器飛行。
彼のおかげでものすごく学ばせていただきました。

彼は同時に、ハングリー精神も旺盛。
敢えて難問に挑戦。
自分にはちょっと荷が重い・・・くらいじゃないとやりがいがない。
「もっとハードな設定にしてよ!」
何度言われたことでしょう。

そんな訓練を重ねてきたから、全く心配をしていませんでした。
でも、念には念を入れ。
最後の仕上げに社長にチェックしてもらいました。
その結果もバッチリ。
「ショーンを訓練したのは君か?」
まぁ8割がたは私です。
「完璧だった。グッジョブ!」
よっしゃ~!

それが、です。
いったいナゼ?

とりあえず社長に聞いてみました。
「詳しいことはまだオレもきちんと話を聞いてないが、正直・・・がっかりだな」
うぅ・・・グサッときます。
「ショーンはもっとがっかりだな」
うぅ・・・グサグサ。
「まぁオレもきちんと見切れてなかったって事だな」
自分にも責任があると、こういう状況で言える人ってなかなかいません。
そういう人だからこそ信用できるのです。
が、私にも非があることは明白。

いよいよ本人に直々インタビュー。
「あの日の僕は、いつもの僕じゃなかったんだよ」
完ぺき主義がアダをなし、勉強しすぎてほとんど前の日寝れなかったというショーン。
頭の回転が最悪に悪かったそうです。
聞いてみると、いつもならば絶対にやらないようなミスをしていました。
「何でか分からない、でもあそこで逆に旋回しちゃったんだ」
右旋回をすべきところを左に曲がってしまった彼。
試験管がちょっぴりヒントをくれたそうですが、それにも気付けなかったとか。
致命的です。
「完璧に僕のミスだし、納得してるよ」
その言葉がまた胸に痛いです。

けっこうイケイケの彼。
観察した結果、かなり逞しい(というか図太い?)性格だと思っていました。
でも、実はかなり繊細だったのかもしれません。
寝不足は確かに響きます。
でもそれだけじゃないはず。
試験だということでかなり緊張もしていたのでしょう。
見抜けなかったのは、私のミス。
まだまだ修行が足りていません。
もう一度、鍛えなおしですわ。
by Otoha-chan | 2007-06-18 17:16 | 計器飛行
儚い夢
待ちに待った週末。
飛びたい人の数は最高級。
ところがあいにくの曇り空。
みんなのイライラも最高潮。

そんな中、1人ご機嫌な私の生徒さん、ショーン。
それもそのはず、彼は計器飛行の訓練中。
訓練のニセモノではない本物の計器飛行、つまりは雲の中を飛べるから。

計器飛行の生徒さんには普段、目隠しをしていただきます。
サンバイザーのようなものを被らせて、外が見えないようにしてしまう。
どんなに晴れていても計器しか見えません。
それであたかも雲の中を飛んでいる「つもり」。

ですが、やはりリアリティーには欠けてしまうのが現状です。
それを重々承知のショーン。
事あるごとに「雲の中をちゃんと飛びたいよ!」
ついに今日、そのチャンスがやってきたのです。

ハイテンションで飛び立ったショーンと私。
離陸後まもなく、予定通りに雲の中へずぼっと潜りました。
「ぅわぁお! クール!!」
ますますテンションの上がるショーン。
快調に飛ばしていきます。

実際に雲の中に入るとなると、教官の私はいつもより緊張します。
だって危険度は確実に増すから。
普段は余裕をこいて隣にぼけーっと座っている私。
多少高度や針路がずれたって、あくまで主役は生徒さん。
最後の最後まで手は出しません。
どこかにぶつかるか否かは外を見てればわかるから。

しかしながら今日はそういうわけにはいかないのです。
ずれは最小限に止めないと、どこにどんな障害物が隠れているかわからないのです。
なんといったって視程ゼロの雲の中です。
今日ばかりは真剣に計器を目で追い、いつでも手を出せる臨戦態勢。

飛行開始5分後、管制官から指示が。
「高度を2000フィートから5000フィートまで上げてください」
気分は上々のショーン。
勢いよく返事をして、勢いよく上昇に入りました。
その数秒後にまたもやずぼっと。
雲から抜けてしまいました!
目の前に広がるは、雲ひとつない青空。
すぐ下には雲の層。
密度は高かったものの、厚さは薄い雲だったようです。

「なぁんだよ~!」
天国から奈落の底へまっ逆さまのショーン。
周りを見渡してもこれ以上の高度に雲は期待できません。
「(高度を)これ以上上げられないって管制塔に言ってもいいかなぁ!」
イヤ、それはダメ。
こんなところで喧嘩しないで頼むから。

ショーンはあえなく目隠し飛行へと移行。
彼の計器飛行デビューは、5分で終わりを告げたのでした。
私はまた怠け者体制に入れてほっとしちゃったけど。
そんなことは口が裂けても言えませんわ。

ショーン、ご愁傷様でした。
by Otoha-chan | 2007-02-25 17:42 | 計器飛行
またもや! レスキューフライト
今日はお休み。
気分はリッチにお友達とブランチ。
そこへ学校から電話が。

「計器飛行、飛べるっけ?」
「? 飛べるけど?」
「よかった~! レスキューに行ってくれない? 最後の頼みの綱なんだ」
またですか・・・?
エンジン不調で置き去りにされた双発の機体の救出らしい。
「その機体のオーナーと整備士連れて行って」
え~、そのオーナーって、エアラインパイロットじゃないの?
私、エアラインパイロットを横に乗せて飛ぶわけ??

「一時間以内にこれる?」
ギリギリだけど・・・いけないこともないか。
「じゃあ待ってるから!」
家に帰ってるヒマないなぁ。
パンプスなんだけど、大丈夫かしら。
あっ行き先聞くの忘れた・・・。

で、目的地はラスベガス一歩手前の砂漠の真ん中。
こんなところに置き去りにするなよ~頼むよ~。

計器飛行で出発。
雲が垂れこむ天気の悪いロス一帯から一転、砂漠は気温30度の世界。
その中で整備を始めるメカニック。
つなぎが暑そうだ!

「暑くない? 何か飲む?」
「ミネラルウォーター」
あっという間になくなりました。

「くっそ・・・このつなぎあっちーよ!」
「下何も着てないの?」
「・・・トランクス?」
「脱いじゃえば~? いいよ~私は気にしないよ~」
ってか、私もジーパンとストッキング脱ぎたい~!
しばし迷っていた彼でしたが、ついに脱ぎ捨てました。

彼の仕事を待つこと3時間。
ようやく直し終えた機体のテスト飛行。
その間、私は灼熱の下、ひたすら待つ、待つ。
どうやら整備成功の模様。
でもまた何かあったら困るから、その機体を追いかけるようにこっちも離陸。
無線で様子を伺いながら、砂漠脱出!

整備士は自分の直した機体に乗って帰るのが基本。
だから帰りは私一人。
遠慮なく機内でパンプスを脱ぎ、ジーパンはまくる!
そしてまもなく気温15度の曇り空の下に帰ってきたのでした。
はぁ、結局働いちゃった・・・
ま、暇だったんだけどさ。
by Otoha-chan | 2006-06-06 17:09 | 計器飛行
ラスベガス旅行(?)
「ラスベガス行かない?」
社長から突然のお誘い。
えぇ? 貴方とですか?
いやぁ、奥さんいる方とはちょっと・・・。

そんなわけはもちろんなく。
飛行機を取りにいってきてほしいということでした。

2,3日前にベガスに飛び立ったお客さん。
悪天候のために飛んで帰ってこれなくなり。
でも自分は翌日の予定を変更したくなく。
あっさりと飛んでいったセスナを置き去りにし、
自分だけエアラインで帰ってきてしまったらしい。

これは・・・ボランティアか?
「かかった時間分は、その張本人が君に払うから」
さよですか・・・。
まぁいっか。
ベガスといえば・・・ギャンブル!
楽しそう!

休みを返上して出向くことになりました。
面倒なことに、途中天気が悪くて計器飛行。
準備に時間がかかり、待ち時間も増え・・・思った以上に出遅れました。
「もたもたしてると更に天気が崩れる」
との情報を得たので、もう急げ急げ!
ベガスに着いて、30分後には離陸してました。
スロットどころか、ご飯も食べ損ねた~!

往復の飛行時間およそ4時間。
拘束時間7時間!
けれど悲しい自給生活。
4時間分しかお金はもらえず・・・一日かけて約5000円ナリ。
はぁ・・・これはもしかして貧乏くじだったか・・・?
by Otoha-chan | 2006-04-30 14:05 | 計器飛行
ラピュタまであと一歩?
せっかく晴れてたのに・・・灰色の世界に戻ってしまいました。
どよ~んとした雲。
しとしと降り続く雨。
決定的に大気が荒れているわけではないから・・・
まぁ計器飛行の訓練には絶好!
雨さえなければ・・・
イヤ、法律上、雨は問題ないんだけど。
準備中、片づけ中に濡れるのが(個人的に)イヤなのよね。

そんなところに、タイミングよく計器飛行の訓練が入ってました。
「どうします~? 雨降ってますけど」
「行けない天気ではないですよね」
えぇ、ただ雨が・・・
「いつものように偽物じゃなくて、リアルな計器飛行ができますね」
えぇ・・・ただ雨が。
「じゃあいつものように3ヶ所くらい空港を回ってアプローチ練習ということで」
ハイ・・・

彼の言うことは正しいのです。
いつもは目隠しをして、わざと計器しか見えないようにして訓練。
けどこんな雲が低い日には、目隠し必要なし。
ホンモノの計器飛行ができるわけ。
これはとっても貴重な練習になるのです。

しかし!
教官にとっては結構な試練。
若干余裕がなくなります。
地上が見えない、水平線が見えないということがいかに恐ろしいか・・・
雲の中を飛ぶたびに実感します。
自分だけで飛ぶならいいんだけど、
生徒さんの動向を観察しつつ、指導しつつとなると・・・結構大変。

でも彼は久しぶりに日本人のお客さん。
慎重派の日本人。
アメリカ人と違って無茶なことはしないだろうし、大丈夫でしょ。

しかしいってみると・・・
ちょっと前回のフライトから間が開いてしまっていた彼は
結構やらかしてくれました。
しょっぱなから雲の中。
なんだか予報と違って揺れるし!
彼は妙に左に左にと機体を傾けるし!
それに気付いて急にガクッと逆に傾けるし!
そして今度は逆に傾くの。

余裕綽々のつもりが、余裕渇々・・・。
それを悟られてはいけない。
生徒さんにも伝染してしまうから。
必死でハッタリをかましていました。

しかし後半は彼も勘を取り戻し、かなりの安全飛行。
はぁ・・・生き延びた~。

ほけーっと雲と計器を見比べていると・・・
突然ぽかっと雲から出ました。
イヤ、雲の壁には相変わらず阻まれていて、
右も左も雲なんだけど、
ほかっと上が青空。
下を見ると、そこには雲に見え隠れしながらディズニーランド。
前を見ると・・・あっジェットが雲から出てきた!
あっまた雲に消えた~。
ぅわ~お~!
すご~~い!
こんなの、めったに見れません。
すごいなぁ、ラピュタに出会っちゃいそうだ・・・

とそこに隣から
「あのち~へい~せ~ん~~」 
「!!」
同じコト考えてた~!
まぁだれでも考えるか?
一気に緊張がほぐれ、それからは非常に和やかにアニメの話で盛り上がったのでした。

そういえばこの前、アメリカ人の生徒さんの車中に、英語版ナウシカのDVDを発見。
「知ってるんだ~!」
「日本のアニメは、んもうスバラシイね!」
宮崎駿さんを制覇し、一番のお気に入りは「紅の豚」だそう。
そしてスタジオジブリとの出会いから今に至るまで、とうとうと語ってくれたのでした。

パイロットと正座博士は関連がありそうだと前に思ったけど、
パイロットとアニメオタクも関連があるのかしら?
by Otoha-chan | 2006-04-29 14:25 | 計器飛行
セスナ172
今日の機体はセスナ172。 
この4人乗りの飛行機は、コックピットがかなりゆったりとした作りで、
大きいアメリカ人には人気の機体。 
でもちびの私にとってはちょっとキツイ。 
そのまま座ったら何も見えないし足も届かない。 
その調節のためのクッションを3つ抱えて歩いていたら、
「飛びにいくの? 寝にいくの?」
なんて同僚にからかわれた。 
うるさーい!

計器飛行の訓練だったので、生徒さんはずっとフードをかぶってコックピットしか見えてない。 いつのまにか外は見事な夕日。 
かわいそうだけど、私一人で楽しませてもらいました。
by Otoha-chan | 2005-11-20 18:43 | 計器飛行