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カテゴリ:アクロバット&尾輪式
  • 一人カブ
    [ 2008-11-29 18:20 ]
  • 古き良き時代
    [ 2008-10-07 14:26 ]
  • 復活!
    [ 2008-08-10 14:18 ]
  • ナンバーワン
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    [ 2008-01-27 15:38 ]
  • 抱負
    [ 2008-01-24 16:44 ]
  • ただ今入院中
    [ 2007-08-06 16:21 ]
一人カブ
たまには一人で飛んでみよう。
そう思って、久しぶりのソロフライトに行ってきました。
アクロか・・・?
とも思ったのですが、カブにしました。

一人カブ。
二人で飛ぶのとは、まったく違う性能を見せてくれるから好き。
離陸(機首上げ)速度はおよそ50キロ。
滑走を始めた途端に浮き上がるかんじ。
速度が遅いくせに(軽いから)揚力はけっこうある。
特にチビの私が一人で乗っていると、まるでヘリのように急角度で上昇。
当校の(カブ乗り)教官たちは、その上昇角度で私の一人カブだとすぐに分かるそうです。
「そんな弱いエンジンでそれだけのパフォーマンスを出せるんだからさぁ」
同僚のエリックが提案。
「カブでアクロのコンペ出たら~?」
イヤ…イヤイヤイヤ。
それは…ちょっと面白そうじゃないのよ!

まぁそれはさておき。

着陸もしっかり堪能。
着陸のアプローチ速度はだいたい80キロ。
これは他の機体に比べると(あまり実感はわかないかもしれませんが)激遅。
低速だと何がいいかって、接地してから機体の動きが止まるまでの距離が短くてすむんです。
滑走路の始まりギリギリにすとんと接地。
そのあとすぐにストップ。
う~ん、さすがワ・タ・シ!
なんて悦にはしっかり入って、でもそのすぐ後に再び離陸。
そんなのを10回ほど繰り返して、やっと満足して帰ってきました。

珍しくトラブルなし…ではやはりなかったんですねぇ。
出かける時、エンジンがかからなかったのです。

当校のカブは、手動スタート。
スターターがないから、手でプロペラを回してエンジンを始動させるのです。
チビとしては、精一杯背伸びをしても届かないプロペラ。
どうしても根本近くを持って回す羽目になります。
そうすると、ありがた~いてこの原理が働いてくれないわけです。
何度かやり直すと、もうそれだけでぐったり。
手、痛いし。
肩も痛いし。
もうヤダ…。

そんなときに頼りになるのが、整備士の男の子たち。
ラテン系で陽気なマット の弟子たち。
いつでもハイパーに声をかけてくれるから、ついつい頼りがち。
そんな私に慣れっこの彼らは、私が整備用ハンガー方向に歩いて行っただけで
「ヘ~イ、オトハ、どうしたん?」
出てきてくれます。

さてさて、カブのエンジンがかからないのは、エンジンのせいなのか私のせいなのか…?
整備士のホワンが一回目に挑戦。
ダメです。
二回目の挑戦…やっぱりダメ。
エンジンをちょろっと確認したホワン、三回目に挑戦。
かかりました!
やっぱり私の力が足りなかっただけのようです。
「行ってらっしゃ~い、楽しんできてね!」
そうやって、やっと出発できたのです。

パイロットも大切ですが、整備士さんてすっごく重要。
彼らなしには飛べないわけですから。
もしアメリカにお風呂があったら…
一番風呂は社長。
その次は整備士長のマットが入って然るべきと私は思うのですが。
いかがでしょうか?
by otoha-chan | 2008-11-29 18:20 | アクロバット&尾輪式
古き良き時代
帰国直前の五月に、飛び込みで入ってきた生徒さん、タッカー。
免許はもう持っているのですが、尾輪式の許可を取りにやってきました。
たまたま担当は私。
この時期に新しい生徒さんは取りたくないなぁ・・・なんて思いながら始めた訓練。
これが・・・大当たりの生徒さんでした。

妙に話が合って、あっという間に仲良くなった私たち。
よくよく経歴を聞いてみると・・・移民局に勤めている人でした!
そのころ、ビザ関係で移民局のお世話にならなければいけなかった私。
これは渡に船!
なんとも丁重に丁重に、おもてなし(?)しました。
「何かトラブったら僕に言って。何とかできると思うから」
そう言っていろいろ手助けしてくれたタッカー。
本題の訓練は多少時間がかかったものの、無事に尾輪式を乗りこなすことに成功しました。

その後も連絡を取り続け・・・今回の渡米。
「一緒に飛ぼう!お願いしたいこともあるし」
とのことで、一緒に飛んできました。

さて、彼のお願いとは・・・?
「カブで写真を撮りたい」
30年代調にセピアで。
奥さんと一緒に。
「写真を撮って、それから飛びに行こうと思うんだけど」
いいですよー、お安い御用です!

現れたタッカー夫妻。
クソ暑い中、革ジャン。
皮のキャップ。
丸みを帯びた大きめのゴーグル。
そして長いスカーフ。
「これが典型的な30年代パイロットのいでたちなんだ!」
へぇ・・・何となく分かるような分からないような。

コスチュームに身を包み、いざ写真撮影。
アングルを変え、距離を変え、モノクロでも一枚。
これが・・・妙にいい写真が取れました!

「これをね、今年のクリスマスカードにするんだ!」
あぁなるほど、それはいいかも。
「せっかくだし、君のも撮ってあげる」
ということで、キャップとゴーグルをお借りしました。
革ジャンは・・・大きすぎでダメでした。

機長席が後部座席となっている、当校のカブ。
奥さんを前に乗せて飛ぶには、最高です。
しかし、前が見えないので飛びにくいのもまた事実。
カブは初体験のタッカー。
着陸が、どうしてもうまく行きません。

「まだ高い!地面はもっと下だよ、もっと下げて!」
「横に体を乗り出さないで!横から見ようとしちゃダメだよ」
「風を無視しないで!流されやすさナンバーワンの機体なんだから!」

これは・・・まだ一人では飛んで欲しくないなぁ。
惜しいところなんだけど。
これだけよくしてくれて、申し訳ないんだけど。
でも、それとこれとは話が別・・・分かってくれる、よね?

私はもう時間がないので、他の人と後日飛んでもらうことで合意。
終わらせてあげたかったけど、しょうがない。
安全第一ですから。

「今度君がアメリカに来たときには、僕がカブに乗せてあげるから!」
ありがとうタッカー。
楽しみにしてます!
by otoha-chan | 2008-10-07 14:26 | アクロバット&尾輪式
復活!
昨日の願いも空しく・・・分厚いマリーンレイヤーがかかった曇り空。
今日のはなかなか晴れそうにありません。
でももしかしたら・・・!
一応時間通りに学校に行ってみました。
って、飛べるわけないんですよねぇ。

「ほらな、飛ぶ必要はないって言っただろ?」
あら、社長、ちょっとご機嫌斜め?
どうやら自分のパソコンの調子が悪いようです。
「俺的には問題ないんだよ。2ヶ月? 勝手に独りで行ってこい!」
じゃぁお言葉に甘えて、お天気待ちをして独りで行こう。

結局晴れたのはお昼過ぎ。
パラシュートを持ち、ラダーエクステンションを持ち、いざ出発。
あ、そういえば・・・この2ヶ月間に何かやり方が変わったりとかしてないよなぁ?
何にも確認してこなかった。

準備してあっさり出発。
実は一番怖かったのが、無線。
この2ヶ月、英語を話してないし聞いてもない。
まだ私は英語に対応できるのか・・・?
何とか大丈夫でした。

久しぶりに飛んでみると・・・うるさい!
エンジンの音ってこんなに大きかったっけ?
エンジン、変えた?
なわけないよねぇ。
耳が変わったのでしょうか?
いとをかし。

さてさてアクロのほうはどうでしょうか。
まずは・・・スピンかな。
独りだとなかなかスピンしてくれません。
思いっきり操縦桿を引っ張って、やっとでスピン。
おぉ、そうだこういう感覚だった!

じゃぁ次ループ。
おぉ、意外とできるもんだなぁ。
じゃぁ次ロール。
お、すごいじゃん私。
じゃぁ次ハーフキューバン。
む、やるなぁ私ってば。
じゃぁ次インメルマン、スプリットエス、バレルロール、ハンマーヘッド・・・。
私ってば・・・天才!?

もっと忘れていると思ったのに、意外に覚えていました。
ふふふ、うれし~い!
そして、楽し~い!

空港に戻って、数回離着陸のおさらいをして・・・一発目は無事に終了。
片付けて学校に戻ると、ちょうど訓練から戻ってきた社長と出くわしました。
「よっ!どうだった?」
いやぁ、楽しかったよ!
やり方も忘れてなかったし、嬉しかったよ!
私はにんまり。
「だろう?」
なぜか社長もにんまり。

楽しくないのは、そのあとの支払い。
自分で飛んでいるから、もちろん自分持ち。
あ、そういえば・・・社長!
スタッフ割引って、私まだ使える・・・?
「・・・いいだろう」
やった~!
15%オフ、これはでかい。
「もし!君がオンラインに戻ってくれたらな」
む・・・働けってことか?
「飛んでもらいたい人がいる。もちろん給料は出すぞ?」
ま、飛びたかったしお金は必要だし、ちょうどいいか。
「君はバケーション中だから、それなりの対応はさせてもらうよ」

というわけで、必要に応じてですが働くことになりました。
しかも今回は、バケーション得点付き。
「一日2人以上面倒を見たら、(アクロ用の)デカスロン一時間無料でどうだ?」
何と・・・マジですか!
ちょっと、がんばっちゃいますよワタクシ。

そのあと社長に誘われて、整備士長のマットも混ざって軽く一杯。
「君を2年前にアクロの教官にしておくんだった。大失敗だ・・・」
ありがとう、社長。
でも2年前は、そんなアクロをこの学校で教える自信なんてなかったよ。
今だから。
経験をある程度積んだ今だからできるのです。
自分も学びながら、ですが。
自分の腕を磨くためにも・・・頑張っちゃおうかな、このチャンスに。

予想はしてましたが・・・フライト三昧になるかも。
by otoha-chan | 2008-08-10 14:18 | アクロバット&尾輪式
ナンバーワン
本日最後の生徒さん、マット。
アクロの生徒さんです。
決して太っているわけではないのですが、大柄な彼。
狭いアクロの機体に、いつもえっちらおっちら乗り込みます。
ただでさえ大変なのに、そこにパラシュートを背負っているとなると・・・
乗り込む苦労も時間も倍増。
今日もそんな調子で乗り込み、そこからまたもそもそとシートベルトを装着。

このシートベルトもかなり大変。
レーシングカーのようにがっちり固めるタイプ。
全身を動かしながら、下方を覗き込むようにしてもそもそと装着。

ここでパラシュートのお話を少し。
私たちが使っているパラシュートは、比較的シンプル。
リュックのように背負い、胸周りと足周りをベルトで締めます。
前に取っ手のような金具が付いており、それを引っ張ることによってパラシュートが開く仕組み。
引っ張ると、そこにつながっているケーブルが一緒に引っ張られます。
そのケーブルはぐるっと後ろにまわっており、簡単に糸でとめてあります。
とめてある糸からケーブルが抜けると・・・一気に開くのです。

このパラシュート、定期点検が必要です。
例え一度もつかってなくとも、(素材によりけりですが)120日に一度はたたみ直し。
全部開いて、手順に従って元通りにたたむのです。
誰がたたんでもいいというわけでもなく、ちゃぁんと免許が必要。
パラシュートリガー。
そういう免許を持っている人のみ、たたみ直しができるのです。

パラシュートリガーは、残念ながら当校には存在しません。
だから、定期的にその専門家にお金を払ってたたんでもらっています。

さてさて話を戻して。

がんばって乗り込んだマット。
ごそごそとシートベルトを装着し始めました。
私も後部座席に乗り込み、下を向いて自分のシートベルトをカチャカチャ装着。

とその時、突然横っ面を思いっきりはたかれました!
あぁサングラスが飛んだ~。
ってその前に痛い!
マット・・・何するのさ!

文句を言おうと思ったのですが、ちょっとその前に。
視界が・・・一面真っ白?
衝撃は一瞬だったけど、圧迫感がまだまだ残っています。
何だ・・・?

マットが前で何か言っています。
よく聞こえないけど、何となく状況がつかめてきました。
もしやこれは・・・パラシュートが開いたか?

ビンゴ。

乗り込むときにシートと擦り。
シートベルトを締める際にまた擦り。
パラシュートの後ろにある留め金(留め糸?)が外れてしまったのでした。

強いバネの力で飛び出してくるパラシュート(の中身)。
開いたパラシュートに押されて、狭い機体の中で私もマットも身動きが取れない状態。
お互いに怒鳴りながらわたわたするしかできません。
なんてこと・・・どうしよう。

そこにたまたま通りかかったお隣さんの整備士。
仲間を連れてきて、皆で外から引っ張り出してくれたのでした。

もうアクロどころではないので、学校に逆戻り。
案の定、待っていたのは社長。
「いったい何でこんなことが起こるんだ?」
私も聞きたい・・・なんでだろ?
「とにもかくにも・・・君は当校史上、初めてパラシュートを実際に開いた人間だ」
ありがたくないナンバーワンをいただきました。

さて問題は・・・たたみ直す費用は誰持ち?
というか、いくらなんだ?
「だいたい90ドルくらいだな」
社長・・・お願いします~!
by otoha-chan | 2008-04-27 16:48 | アクロバット&尾輪式
ブラッディ・マイク
お蔭様でだいぶ風邪もよくなってきました。
あと一歩で完全復活です。

そんな中、季節はずれのサンタアナウィンド 到来。
この時期に来る奴らは、とてつもない高気温を連れてきます。
本日の最高気温、37度!
4月中旬にして真夏日。
暑くて暑くて・・・同僚も生徒さんもみんなぐったり。

そしてそんな時に限って、アクロやらスピンレッスンやらばっかり。
37度でパラシュート。
天井までシースルーなアクロの機体。
したくもない光合成をさんさんとしつつ、思うことは
「これは今日一日もつのだろうか・・・?」

そんな今日の3本目のフライト(3回目のパラシュート)。
17歳のマイク。
若者っぽいかったるそうな口調やしぐさ。
ちょっぴり突っ張って澄ましてる感があるけど、かなりの垂れ目なのでどことなくかわいい。
彼とはスピンレッスン。
さてさて、彼はどう飛んでくれるのでしょうか?

知識のほうがいまいちだったからちょっぴり心配だったのですが。
飛びの方はかなりいい感じのマイケル。
左右に次々とスピン。
まず、片翼が傾いてスピンに入ったところですぐリカバリー。
それから一回転のスピン。
最後に二回転。

とまぁこんな感じでいつもやるのですが。
一回転が終わったところでふと気が付きました。
なんかマイクの様子がおかしい。

アクロの機体はタンデム。
後ろに座っている私は、前席に座っているマイケルの様子がよく見えるのです。
そのマイク、少し前からやたらと鼻やら口元やらを気にしています。
数秒おきに手で触っている。
これは・・・酔ったか?

「マイク、大丈夫?」
一応聞いてみると、迷いもなく元気な声で
「大丈夫だよ!」
声もしっかりしてるし、大丈夫かな。

ゴーサインと判断し、それから二回転のスピンを敢行。
一回転と違い、二回転となると回転の速度がかなり上がります。
あぁもう、暑いし体調もいまいちだしパラシュートは臭いしぐるぐる回ってるし。
かなり私もツライ。
まぁそんなことを言える立場じゃないのは分かってるけど。

かなり高速で回転する機体を、見事に二回もリカバーしてみせたマイク。
怖がっている様子もありません。
これは大丈夫でしょう、レッスン終了だ。
さてちゃきちゃき帰ろう、涼しいところへ!

と相変わらず鼻を触っているマイクに声をかけようと体を乗り出した瞬間。
見てしまいました。
彼の手が血で真っ赤に染まっているのを!
流血?
しかもかなりの量だけど!
ぽたぽた垂れてるけど!!
あぁ、これは鼻血か??
なになに、私はそんなにイイ女だったのか~?

なんてふざけてる場合ではもちろんなく。
「マイク!私が操縦するからとりあえずゆっくり上向いて」
飛行機にエチケット袋はあるものの、ティッシュなんてあるわけありません。
何かないかな・・・。
探してみて出てきたものは、ゴム手袋とジップロック、それに汚いメンテ用のボロキレ。
しょぼい・・・とりあえずそのボロキレを手渡しました。

なるべくこれ以上刺激を与えないように、そーっと穏やかに操縦。
10分ほどして着陸したときには、鼻血もどうやら収まっていました。

しかしまぁ・・・Tシャツから半パン、そしてパラシュートが血まみれ。
顔もえらいことになっています。
暑かったからのぼせたのかなぁ?
「時々あるんだよね、アレルギーみたい」
そうなのか・・・じゃぁスピンとは関係ないのかな。
「君にアレルギーなのかもね~」
むむ・・・微妙に失礼じゃないかそれは?

スピンレッスンそのものはとても楽しんでくれたマイク。
流血以外はいい思い出になったようです。
そういえば・・・訓練中に鼻血を出されたのは初めてだ。
by otoha-chan | 2008-04-15 15:17 | アクロバット&尾輪式
カブ復活!
カブ が復活しました!
最後に飛んでから早8ヶ月。
調整に調整を重ねたエンジンを引っ提げて堂々の登場です。
テストフライトをしてはダメ出しされて、整備場へ逆戻りすること5回。
今回は大丈夫なようです。

当校の規程では・・・
尾輪式の機体に2ヶ月以上乗っていなかった場合。
単独で出る前に教官との同乗飛行が義務付けられています。
デカスロンやシタブリア には毎日のように乗っている私。
しかしカブはずいぶんご無沙汰。
飛ばせるとは思う・・・けど。
誰かに一度、一緒に乗ってもらったほうがいいのか?
社長にお伺いを立ててみました。
「何で?君は毎日尾輪を飛ばしてるだろ?」
ちゃっちゃと無駄なことをせずに飛んでこいと、あっさりとゴーサイン。
これは・・・楽しみだ!
早くカブの生徒さんが来ないかなぁ!

そんなことを思いながら、次の生徒さんを待っていました。
するとそこへ、昔一緒にカブで飛んでいた生徒さん、ロビン が現れました。
「悪いけど、カブの一番乗りはもらったよ!」
え・・・情報早いなぁ!
私でさえついさっき復活を知ったのに。
「待ちに待ってたからね!」
むむ・・・恐るべしその情報網。

それにしても生徒さんが来ません。
30分ほど待っても現れず、結局ドタキャン(というかすっぽかし)という結果になりました・・・。
ハラ立つ!
来てくれなかったら、その間の私の収入はゼロなのに~!
しかもその生徒さんとは、長距離飛行の予定でした。
4時間、(収入なしで)空いてしまったなぁ。

あ・・・そうだ、この隙にカブに乗っちゃおうか!
ロビンは2時間で帰ってくる予定。
そのあとに2時間使って自分で飛びにいってしまえ!
カブの生徒さんを待っている必要なんて、よくよく考えたらどこにもないじゃないの。
何でこんなことに気づかなかったのか・・・・。

予定が決まりました。

少々遅れて戻ってきたロビンをそわそわお出迎え。
彼の会計が終わると同時に、いざ出発!

久しぶりに見るカブは、何とも神々しいオーラが出ていました。

にまにましながら事前準備。
ひさ~しぶりのハンドプロップ。
これが・・・結構ツライ。
実は・・・アクロを久しぶりにがんがんやっていたから、全身筋肉痛なのです・・・。
カブのプロペラってこんなに重かったっけか・・・
なんて思いながら必死で回すこと4回。
やっとエンジンをかけることができました。

パタパタパタ・・・というかんじで回っているエンジン。
そうですそうです、これがカブの音なのです。
あ~、やっぱり好きだなぁ!
お帰り、カブ!

ウキウキと、そしてちょっぴりドキドキと。
なんて言ったって、久しぶりですから。
覚えてるよなぁ私。
大丈夫よねぇ?

心配をよそに、我ながらナイス着陸!
こうなるともう調子に乗ってしまうのがワタクシ。
一人で散々離着陸を繰り返し、一時間ほどしてやっと満足したのでした。

自分で飛ぶのって、やっぱり楽しい!
たまにはこういうことやらなくっちゃなぁ。
by otoha-chan | 2008-03-31 14:41 | アクロバット&尾輪式
コムスメ、デビュー!
ネットなしの寂しい生活を送っていたこの一ヶ月の間に・・・デビューが決まりました~!
このコムスメ、いよいよ本格的にアクロ教官となりました!
これがやりたかったのよワタクシは!

とは言っても今までも制限付きで教えてはいたのですが。
今回はその制限が取り払われることになりました。
まぁまだ上には更に制限があるんですけどね・・・。
超初級コースから中級レベルへと上がったわけです。
そうすると当校では「アクロ教官」とみなされます。

こんなにやりたかったのになぜ今頃になってデビューなのか・・・?

飛行機がなかったのです。
もとい、私が乗れる飛行機がなかったのです。

アクロに使う飛行機、何種類かあるのですが、どれもこれも長い!
私が座ると・・・足がペダルに届かないの~。
じゃぁ背中にクッションとか入れて前のほうに座るようにしたらいいじゃない・・・?
と、そうしてしまうと、今度は前すぎて操縦桿がいっぱいいっぱい引ききれない。
それは、アクロにも着陸にも致命的です。
もちろん、ペダルに足が届かないのも同レベルで致命的。

そんなチビ達の救いの女神が、ペダルのエクステンション。
ブロック状のものをペダルに装着する仕組み。
厚底靴のような感覚です。
そうするとこの私でも何とか(それでも何とか・・・)届くようになるのです。

しかしこのエクステンション、かなりピッキー。
装着できるペダルを選ぶ選ぶ・・・まぁ要するに、なかなか合うペダルがないのです。
その選ばれしペダルに取り替えてくれと社長に頼み込んで早半年。
やっと社長が重い腰を上げてくれました。
ふっふっふ、粘った甲斐があったわぁ!
「でもデビュー前に俺と飛んでからだ」
う・・・とぉ、もちろんですとも!
社長と飛ぶのは緊張するけど、学ぶこと満載だから。

社長と飛ぶこと3回。
やっと彼を満足させることができました。
アクロの技術はもちろんのことながら、教えるテクも説明してくれました。

そしてひとつ、すばらしい発見が!
「君はグレーアウトしたことあるか?」
飛ぶ前に社長からされた質問。

グレーアウトとは・・・あまりにG(重力)をかけすぎると起こる現象。
血液が体の下のほうへと下がっていき、特に頭(脳)に血液が不足。
そうなるとまず視覚が狭くなっていきます。
それから色が失われて、モノクロの世界になっていきます。
酷いと、モノクロが黒の世界になり、意識を失う・・・ここまで行くとブラックアウトと言うそうですが。
アクロの練習中、これはよくよくあること。

ところが私はなぜか、なったことがないのです。
どんなにGをかけられても、問題ナシ。
特別に健康なわけではないのに。

「ふ~ん・・・一度経験しといたほうがいいな・・・」
社長、何か・・・物騒な響きがしますが?
「よし、俺がグレーアウトさせてやる!」
社長・・・なんだかすごく楽しそう。

社長と一回目のフライト。
いきなり急旋回を始める社長。
重力が一気にかかり、ぐっと体が重くなります。
すごい角度だ・・・でもさすが社長、きれいに回るなぁ・・・。
旋回し続けてし続けて・・・ふっと抜けました。
「で、どうだった?」
へ?ここで感想を聞かれるのか?
どうだったって・・・きれいな旋回だった・・・とか?
「・・・ダメだったか」
って、もしかしてグレーアウトのことだったか?
しまった間違えた・・・。
でも、ずっと色の世界でしたよ。

「君は小さすぎるんだ」
今更そういうコト言われても・・・。
「体が小さいから、血液を送り出す心臓の負担が小さいんだよ」
だからグレーアウトしないそうです。
「これはアクロをやる人間にとって、この上ない利点だぞ!」

褒めてくれたのか・・・な?

「あれは4Gを一定にかけてたんだ」
体の重さは4倍に感じるってことです。
「あれをやってグレーアウトしなかったのは、君が初めてだ!」

上機嫌な社長。
私もうれしい!
この上ない不利点だと思っていたことが、この上ない利点に変わった瞬間でした。

というわけで、これからはアクロの話もぼちぼち出てくるかもしれません。
by otoha-chan | 2008-03-19 04:30 | アクロバット&尾輪式
コムスメ動揺
社長から言われて担当することになったロジャー。
1970年代から飛んでいる、大ベテラン。
コマンダーやらセスナやら、数々の飛行機のオーナーを経た彼が当校にたどり着きました。
「今までこれだけ飛んできて、尾輪式に乗ったことがないんだ」
扱いにくいということもあり、手を出しかねていたとか。
ようやくやってみようという気になったみたいです。

これだけの経験がありながら、更に挑戦してやろうというその意欲。
好きだなぁ私は。
しかしながら、多少なりとも自分の経験をひけらかす傾向があるようです。
「俺が飛んでたあの機体は・・・」
で始まるセリフの多いこと。
まぁしょうがないのかな。

そんな彼と、初フライト。
尾輪式の機体ばかりがおいてある駐機場にて、飛行準備開始。

すると数機あけて、バナナマン・ビルとその生徒さんがエンジン始動。
あぁ先を越されたか・・・待ってたほうがいいかなぁ。
なんてぼーっと見ていると・・・あれぇ?
なんか・・・煙出てない?
しかも排気管から赤いの見えない? 炎??

エンジンはかかりにくかったらしく、一度止まってしまいました。
あ、炎が消えた・・・じゃぁ単純にバックファイヤーだったのかな。
でもまだ煙は多少出てるけど・・・まぁそんなもんかなぁ。

そこへ、ビルたちが再度エンジンをかけ始めました。
その途端にブワっと溢れ出す煙。
あ~??
しかも・・・また炎!
あぁ、排気管から機首のほうへ燃え広がってるし!
これは・・・決定でしょう。
エンジン・ファイヤーでしょう!

「ロジャー、ちょっと待ってて」
とりあえずその機体のほうへダ~ッシュ。
ドアの方へ回り込んでビルに怒鳴ってみました。
「ビル!この機体、スモーキングだよ!!」
ん・・・? 何か響きが変だ・・・でもそんな細かいことは気にしない。
「え?火が出てるの?」
そ・・・そう、それが言いたかったの!
「じゃぁ、脱出しようか」
非常に落ち着いているビル。
さすが、元ネイビーのテストパイロット。

えぇと・・・次は何だ?
脱出させたら・・・消化器か!
どうしよう、どこにある?
あ!確か隣のハンガーの壁にくっついてたはず!

ハンガーの方をくるっと振り向くと・・・おぉ!
そこには、既に消火器を抱えて走ってくるロジャーの勇姿が。
こちらもまた非常に冷静に、火を吹いているエンジンに走り寄って消火活動開始。
放出の角度を変えながら、丁寧に消し止めてくれました。

なんだかちょっといけ好かないおっちゃんだったのですが、一転。
見直しました、ロジャー。
30年強の経験を軽視なんて、できるはずないのです。
分かっていたはずだったのに・・・反省。
ありがとう、ロジャー。

もしかして・・・一番動揺してたのは私か?

後からよくよく考えたら・・・スモーキングって、タバコ吸ってるって意味じゃないのよ・・・。
飛行機はタバコなんて吸わないじゃないのよ・・・。

まだまだ未熟者ですわ。
by otoha-chan | 2008-01-27 15:38 | アクロバット&尾輪式
抱負
明けましておめでとうございます!
昨年は大変お世話になりました。
今年もこのコムスメを、よろしくおねがいいたします。
なぁんて、もうとっくに寒中お見舞いの季節ですね・・・スイマセン。

また翻訳のお仕事が入りまして、それに集中していました。
今度はセスナ185という機体。
前回同様、南極で活躍していた機体です。
実物は残念ながらまだ見ていないのですが。

さてさて今年は、新年早々大騒ぎでした。
年明けて2日、飛び初めに行ってみると・・・駐機場にコテンとひっくり返ったカブが。
よくよく見てみると、主脚が折れているではありませんか!
翼もべこべこ、プロペラもくにゃくにゃ、なんとも無残な有様です。
話を聞いてみると、どうやら大晦日に事故ったようです。
色も同じ黄色だったのでてっきり当校のカブかと思いましたが・・・違いました。
ちょっぴり(不謹慎ですが)安心してしまいました。

しかし・・・3週間以上たった今でもかわいそうな姿のまま駐機場にひっくり返っているカブ。
生徒さんたちは一様にぎょっとしています。
これから免許を取って飛び立とうという前途あるパイロットの卵たちに、見せていい風景なか?
そもそもこれ、どうするんだ?
直すのか?

「俺たちの辞書に不可能という言葉はないんだよ(笑)」
頼もしい整備士君のお言葉。
直すようです。

さて、今年の抱負ですが。
去年はあまりできなかったアクロバットをがんがんやろうかと。

チビな私は、アクロができる機体が限られています。
ペダルのエクステンションが必要だから。
エクステンションをつけるためには、新しいタイプのペダルが必需品。

タンデムで飛ぶアクロ用の尾輪式。
機長席である前席のペダルは消耗が激しいので、ペダルの寿命も短命。
だから、古いのはすでに使いつぶされ、全機ニューペダルが付いています。
ところが後席はそこまで消耗が激しくないのです。
だから古いタイプのペダルがまだまだ生き残っている状態。
アクロの教官として飛ぶ場合、もちろん後部座席に座ります。
だから・・・エクステンションが付けられないの。
ってことは、足が届かないから飛べないの~!

というわけで、私が飛べるアクロ機は、ちょっとアドバンスな機体一機だけなのです。
それじゃああまりにも寂しいので、前々から社長にお願いしていました。
どれかもう一機でいいから、新しいペダルを後席につけてくれ、と。
「わかってるわかってる」
と言われ続けて早半年。
この年明け、口説き落とすことに成功しました!
「整備士長のマットに直接言って来い。女性が頼んだ方が仕事が早いからな」
ぃやった~! 
ありがとう社長!

そんなわけで、本格的にアクロの教習をスタートさせます。
アクロネタがもう少し増えそうです。

今年もまた、ふわふわくるくる・・・コムスメは空を謳歌します!
by otoha-chan | 2008-01-24 16:44 | アクロバット&尾輪式
ただ今入院中
リクエストもいただいたことですし(ありがとうございます!)、絵的にも妙に面白かったので。
入院中のカブちゃん。

近くによって見ると、こんなん。

更に近付くと・・・

口をポカーンと開けてる人みたいで、お間抜け。
前はこんなに凛々しかったのに~!

しばらく登場はナイと言いながら、早速。
エンジンそのものはすでに解体中との事で、写真に収めることは出来ませんでした。

カブは有道路脇に駐機してあるので、皆さんの注目の的。
ただでさえ目立つ機体なのに、更に皆の視線を惹きつけてやみません。
転んでもただでは起きないカブでした。
by Otoha-chan | 2007-08-06 16:21 | アクロバット&尾輪式